かつて、東京に、こんな戦争孤児施設があった

戦後社会的養護の源流をたどる

著者:藤井常文
A5判 405ページ
定価 1,650円(本体1,500円+税)
ISBN978-4-88614-290-0
在庫あり

 戦争孤児施設は戦後社会的養護の源流である。そのようななかで、児童福祉の歴史に刻まれることなく、忘れられている施設は少なくない。
 児童福祉の現場に身を置いてきた筆者が、長年にわたり戦争孤児施設に関わる資料蒐集と調査に当たってきたのは、戦火をくぐり抜けた子どもたちが、いかなる事情で施設に保護され、そこでどのような生活をしていたのか、その歴史的事実を知り、学ばなければならないと思ったからである。
 戦後80年の今日、本書は、とりわけ社会的養護に携わり、子どもたちの自立を期待しながら、生活を共にしている職員の皆さんに読んでいただきたいと思う。

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