コロナ禍の認知症医療とケア
医療・ケアの現場から
編:大場敏明
四六判 256ページ
定価 1,650円(本体1,500円+税)
ISBN978-4-88614-293-1
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パンデミックは必ず再来する。強毒化した新型コロナウイルスへの警戒心もゆるめてはならないのに、あの恐怖が忘れられつつある。居酒屋も劇場も職場も封鎖され、街なかから人影が消え、ワクチン接種会場に殺到、日々の感染死者数に怯えていた。あのとき、もっとも過酷な状況に置かれた医療・介護の現場は、どう戦ったのか! 感染する危険を顧みず、いかに医療・介護体制を維持してきたのか。
現場からの貴重な証言に、新興感染症などの脅威に備える提言も加えて、現場の実践と経験を集めて編集した貴重な証言集。またコロナ禍で、より困難を強いられた認知症患者のために、医療・介護活動から創案された実践的な文化プログラムも紹介。超高齢化社会を生き生きと過ごす様子も描かれて、認知症新時代の今、参考になる事例も多数レポート。医療・介護関係者だけでなく、行政から高齢者をかかえる一般家庭まで、必読の本である。
