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都立病院機構の船出~都立・公社病院独法化への期待と課題(3)/都立・公社の一体化/総合診療医の確保・育成が鍵

 「都立病院は設立以降、全ての都民のため、日々、たゆまぬ努力をしてきた。これは我々が持ち続けた矜持(きょうじ)で、独法化しても変わるものではない」─。1日、都庁第一本庁舎24階。発足したばかりの都立病院機構の執務室で、安藤立美理事長はこう職員に訓示した。執務室は病院経営本部時代と変わらないが、職員らは「法人」の所属となり、組織的には都立病院のほか、これまで地域医療を担ってきた公社6病院とがん検診センターも一体となった。(公財)東京都保健医療公社出身の機構職員は「独法化後も、地域医療を担う病院運営を心掛けていきたい」と意気込んだ。 
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