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芥川の命日に「河童忌」を復活/人々が集い、しのぶ場として/(公財)北区文化振興財団田端文士村記念館 木口直子

 ■河童忌をひも解く
 田端文士村記念館は田端ゆかりの文士・芸術家たちの功績を通じて土地の歴史を後世に継承していくことを目的に、1993(平成5)年に設立されました。明治後期から1945(昭和20)年の戦災により壊滅的な被害を受けるまでの約50年間には、100人以上の文士・芸術家たちが田端で時を過ごしました。中でも芥川龍之介は、作家生活のほとんどを同地で暮らし、当時の文士たちが集うきっかけとなった中心的な存在と言えます。
 1927(昭和2)年7月24日、芥川が自ら生涯を閉じたのも田端の家でした。命日は〝河童忌〟という言葉で知られています。芥川が河童の絵をよく描いていたこと、そして晩年の代表作に「河童」という小説があったことから、そう呼ばれるようになりました。
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