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未来への人づくり~公務職場の人材育成(1)/コロナ禍での育成/経験積めず、習熟に不安

都民の自宅に出向いて催促の折衝を行う都庁のある局の職員。これに若手職員が帯同し、折衝スキルを身に付ける。客に言いがかりをつけられたときの対応や、「この人には厳しく言った方がいい」などの客のタイプの見極め方、「今は話を聞くべき時だ」といったタイミングの見計らい方など、現場でしか学べないことは多い。
 同局では、ほとんどの新採職員が出先の事務所に配属されるが、ある職員は、新卒の職員を育成する責任感からこうした不安を口にする。「理屈は分かっても実際のやり取りの中でしか学べないことがあり、様々な場面を経験することが大切。だが、コロナ禍で業務が縮小しており、若手職員が現場の場数を踏めていない」
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