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奈良女子大・石坂友司准教授に聞く/五輪検証、金銭換算できぬ価値も/経費の無駄とレガシー見極めを

コロナ禍で開催された東京五輪・パラリンピックの閉会から2カ月余りが経過した。感染者数がピークに達する中で大きな負担をもたらす一方、「無観客」によって大会のレガシーは減衰し、大会収支も重荷になりそうだ。五輪のレガシーに詳しい奈良女子大学の石坂友司准教授(スポーツ社会学)に東京五輪の検証について聞いた。

 ─東京五輪が閉会しました。大会の総括についてどう考えますか。
 五輪が閉会した途端、衆院選が始まり、総括的な議論はほとんどなされないまま今日に至っている。検証は過去の大会よりも難しいと感じている。
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