| | ワクチン接種始動～２３区の取り組み（８）／新宿区の課題／若年層・取りこぼし対策へ 「若年者のほうを早くやるべきとの考え方をもっている」─。２日の新宿区定例会見で吉住健一区長がこう話すと、記者たちの手が一瞬止まった。「ワクチンは年齢順」との「常識」に逆行する発言だったからだ。
「私の勝手な思いつきではない。区内の病院を回ってきた中で、若年者の接種を進めていかないと、感染者数は減らないだろうと（の意見をもらった）」。記者から質問が飛ぶと吉住氏はこう答え、エッセンシャルワーカーや接客業も多い２０代、３０代の若年層にいち早くワクチンを接種し、感染拡大を阻止する考えを示した。
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