| | 主張／非正規公務員で支えられる／東京の公共サービス／（公財）地方自治総合研究所研究員 上林陽治 コロナの蔓延防止のため、ステイホームが推奨されている。だがホームは、誰にとっても安全な場所とは限らない。
警察庁は今年２月、２０２０年の犯罪情勢統計（暫定値）を公表した。このうち配偶者などからの暴力（ＤＶ）の相談（８万２６４１件、前年比０・５％増）、虐待の疑いで警察が児童相談所に通告した子どもの数（１０万６９６０人、同８・９％増）は過去最多だった。
コロナ禍に伴う生活への不安やストレスは、ステイホームで逃げ場を失った家庭内でより弱い者に暴力という形で向かった。
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