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葛飾区/「荒川最大の弱点」水害対策強化/京成線荒川橋梁部に止水板

 葛飾区は、足立区とまたがる京成線の荒川橋梁部に止水板などを設置し、水害の危険が迫った際に迅速に水防対策ができるようにする。止水板の購入費用などを計上した補正予算案を7日に始まる第2回定例会に提出する。
 荒川橋梁周辺の堤防は、過去の地盤沈下によって本来の高さから約2・3メートル低くなっているが、橋梁が支障となってかさ上げができず、荒川が増水した際に越水の危険性がある「荒川最大の弱点」となっている。国は暫定的な対応として、9月ごろまでに「パラペット」と呼ばれるコンクリート製の擁壁を設置することを決定しており、これに伴って区は線路を平坦化する覆工板と、高さ2メートルほどの止水板を設置することを決めた。
 
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