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主張/東日本大震災から10年/防災対策の新たな課題「災害関連死」/東京都議会議員 早坂義弘

  東日本大震災から10年が経過する。首都直下地震の発生が迫る中、都民のいのちを守ることが都政の最大の使命である。そこで過去の大震災を振り返り、近年浮かび上がってきた課題である「災害関連死」について考えてみたい。
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 東日本大震災が発生した2011年3月11日は都議会の閉会日だった。石原慎太郎知事が各会派控室へのあいさつ回りを終えた直後、尋常ではない揺れに襲われ、同僚議員とともに机の下に潜り身を守った。窓からは、びくともしないはずの高層ビルが揺れている姿が確認できた。ニュースでは「東北が震源地」と報じられ、大災害になると誰もが直感した。
 
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