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放射線の航空機測定/奥多摩町で毎時0.5マイクロシーベルト/都と町が緊急測定開始

文部科学省が6日に航空機による放射性物質などのモニタリング調査結果を公表したことを受け、都は同日に会見を開き、比較的高い値が計測された奥多摩町と檜原村の農産物などの放射能濃度の緊急測定を行う方針を明らかにした。空間放射線量では、奥多摩町の山間部で0・5~1マイクロシーベルトが計測されたことから、町は緊急調査を開始。住民の不安解消に乗り出した。

 都福祉保健局は国が発表した数値について「上空150メートルから300メートルの高度を3キロメッシュで飛行して測定したあくまで推計値。実測値とは異なる」と説明。しかし、数値としては「100カ所調査の結果と同様の傾向が見られる」という。奥多摩町の山間部で比較的高い数値が出たことについては、100カ所調査の対象外で「想定していなかった」としている。要因としては、放射性物質を含む降雨によって森林に堆積し続け、落ち葉などに定着していることが考えられるという。


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