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今週の都政新報
 

寄稿/災害時に役場で何が起きるか/東日本大震災の経験から/地方自治総合研究所主任研究員 今井照

■残されている記録

 ひとたび大災害が起こると役場(役所)がどのような環境に陥るのか、またそのとき自治体職員は何を感じ、どのように行動するか、ということについて東日本大震災と原発災害が起きて以来、機会あるごとに調べ続けてきた。

 ひとつは話を聞いて回ることで、その一端は『福島インサイドストーリー~役場職員が見た原発避難と災害復興』(公人の友社)や、現在『自治実務セミナー』に連載中の「役場クロニクル」にまとめている。ただ、それ以外にも私の手元には多数の記録が未整理・未公刊のまま残されており、これをどのような形で残しておくか、私個人の課題になっている。
 
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