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インタビュー/いじめ研究から人類の本性を探る/明治大学文学部心理社会学科専任准教授 内藤朝雄さん

  子どものいじめが問題になる中、教師間のいじめが世間を騒がせている。内藤朝雄氏は、いじめ研究の第一人者として「単にひどい話だと言うのでなく、自分の姿をのぞき込む鏡として見てほしい」と話す。どこの学校でも起こりうる分かりやすいパターンだとして、メカニズムを分析するために事例検討をしっかりしてほしいのだと。「報道を見ていると、加害者たちは世渡りが非常にうまく、ある条件では合理的な判断をしている。そうした政治的な権力を狭い世界で取ってしまうと、悪乗りの部分がどんどんエスカレートしてしまう。多かれ少なかれ自分たちもこういう傾向がないだろうか。そういうものがある職場をどう変えていくかということに使ってほしい」と言う。 
 
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