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区管理職選考 受験者座談会(上)/改正3年目の感想と準備は?

 特別区の管理職選考は2009年度に1.類で制度改正があり、分割受験や前倒し受験など新たな受験方式が導入された。改正から3年目を迎えた今年は、3月11日に東日本大震災が発生し、それぞれの職場が多大な影響を受ける中、今月3日に筆記考査が実施され、1.類、2.類合わせて807人が受験した。受験者に試験の感想、震災の影響、理想の管理職像などを聞き、上下に分けて掲載する。

 ─改正3年目を迎えた管理職選考を受験した感想を聞かせてください。
 A 全部受験は今年が初めて。去年までは分割で受けていた。改正前は資料解釈が得点ポイントになっていたようだが、なくなって残念という話を先輩からは聞いている。制度改正でできた分割受験は、計画的にできるなど、受験のしやすさはある。ただ、試験の全体を経験するという意味では、全部受験で受ければよいのではと思う。
 B 2回目の全部受験。試験では、1問にかけられる時間的余裕がなかった。昨年の合格者に聞くと、分割や前倒しでの免除を取れれば、それでステップアップでき、そのまますんなり受かったようだ。そういう意味では、受けやすくはなっているのではないか。
 C 技術は、計算問題に時間を要する。準備しておかないとクリアできない部分はある。うちの区では、分割や前倒しが多い。
 D 1.類改正は受験者にとっていろいろチャレンジができるので、よかったのではないか。昇任選考の内容としては、都や特別区は全国的に見て厳しいものになっていると聞く。

 ─昨年と比較して、択一・短答式の難易度はどうでしたか。
 B 昨年よりも時間が足りなかった。択一は、正解を見つけたら、ほかは見ないという方法もあるが、今年は難しいと感じ、全体に目を通していると時間が掛かった。
 C 短答式は、1問に掛ける時間がないと思った。
 A 一度正解を決めたら、他は読まないようにしたので、成績は別として、時間は足りた。

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