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共存共栄へ~都の地方連携策(4)/目線の変化/封印した「ウィンウィン」

  「なぜ東京だけが機関車になって走らなければならないのか。疲れる」─。都が地方との連携に取り組み始めた当初、舛添要一前知事が初めて出席した全国知事会でこう発言し、都議会自民党から批判を浴びたことがあった。舛添氏が地方との連携に関して口にする「東京は地方の牽引(けんいん)役」「ウィンウィン」などのフレーズを「上から目線」と受け止めたのだ。
 当時は議会より先に会見やネットなどで新たな取り組みを発表する舛添氏の政治姿勢などを巡り、両者の間に隙間風が吹いていた。批判は難癖とも取れるが、実は重要な指摘でもあった。
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