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新時代への布石~26市当初予算案の分析(下)/森林環境譲与税/有効活用策の考案が課題

  気候変動抑制の国際的な枠組みなどを定めたパリ協定の下、気候変動だけでなく災害防止も含めた森林環境の保全のため、区市町村に森林環境譲与税が今年度から配分されることとなった。
 国による地方消費税の清算基準の見直しなどにより、都市部の税を狙い撃ちされる中、東京の各市にとっては税収アップの朗報となる。使途は森林の保全のほか、木材活用の推進や林業従事者の育成などで各自治体が決める。森林面積や林業従事者数、人口に合わせて配分され、初年度となる今年度は1市あたり200万円~2700万円程度が配分され、26市合計では約2億円を当初予算に計上した。
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