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JOC・竹田会長が退任/五輪招致の買収疑惑、払拭半ば

 JOCは19日、岸記念体育会館(渋谷区)で理事会を開催し、竹田恒和会長が6月の任期満了で退任する意向を表明した。竹田氏は2020年東京五輪招致を巡る贈収賄疑惑で、フランス裁判所の捜査対象となっており、大会組織委員会やIOCから大会への影響を懸念する声が出ていた。
 五輪招致を巡る贈収賄疑惑では、招致委員会が13年9月の開催都市決定前後の2回にわたり、シンガポール人コンサルタントを介して、IOCのラミン・ディアク委員(当時)側に約2億3千万円の一部を渡したとして仏当局が捜査。当時、招致委員会の理事長を務めていた竹田氏は2月の記者会見で「仏当局と全面的に協力することを通じて、自らの潔白を証明すべく全力を尽くす」と述べたが、報道陣の質問は受けずに退席し、「説明責任を果たしていない」などの批判が出ていた。 
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