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公営ギャンブル決算/競艇 新規ファン獲得、回復の兆し/競輪 苦戦傾向東京五輪に期待も

   多摩地域で7団体が実施している競輪、競艇事業。2017年度決算を見ると、競艇を施行する5団体は売り上げを伸ばしており、キャラクター戦略などの新規ファン獲得の取り組みが成功している。一方、競輪は収益確保を大レースの誘致に頼る傾向があり、新規ファンの獲得に苦戦している印象だ。競輪施行団体からは、「五輪開催で『ギャンブル』から『スポーツ』のイメージに変えてファンを増やしたい」との声もあがる。

 近年、好調なのは競艇事業だ。多摩川競艇を施行している青梅市の17年度の売上額は、前年度比約6億4200万円増の320億7550万円となり、市への繰入金も前年度の1億1千万円から5億円にまで増えた。同市の競艇事業は08年度に9億円の繰り入れがあったのを最後に、15年度まで繰り入れゼロが続いていたが、持ち直しの兆しを見せている。
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