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職員の声/豊洲・築地両立案/双方に「いい顔」、実現に戸惑い/「都議選しか頭にない」声も

 都議選を直前にして小池知事が表明した「豊洲・築地の両立」案は、豊洲への移転を進める一方、築地には5年後を目途に「食のテーマパーク」を整備する方針を打ち出した。都職員からは一定の方向性を示したことに理解を示す意見がある一方、具体性の乏しさや意思決定過程の不透明さから戸惑いが隠せず、現場レベルでは「落胆は大きい」という声も上がっている。都庁内の受け止めを聞いた。

決断は評価も玉虫色
 移転を決断したことは評価するが、再開発した築地に競りなどの市場機能を持たせるという説明はよく分からない。築地の場外市場をイメージしているのか、今と同じ市場を再開したいのか、どうにでも解釈できる。世論がどう反応するか見極めるため、あえて玉虫色な内容にしているのかもしれない。(本庁課長)
 
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