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選挙プランナーの眼~地方政治の舞台裏から(10)/公約の修正/誤った政策に固執するな

 選挙プランナーの仕事をしていると、「新人と現職、どちらの選挙の方がサポートしやすいか」と尋ねられることがあります。ケース・バイ・ケースとしか申し上げられないのですが、確かに言えるのは、一般的に現職は「地盤・看板・かばん」などを含め選挙を戦う体制があることや実績を強調できる点で有利と言えます。対して新人は、実績がないことが弱みではあっても、大胆な公約を掲げたり現職の失政を突いたりする「攻め」の選挙がしやすい、という強みがあります。現職は知名度や組織で有利であっても、前の選挙で掲げた公約がきちんと果たされているか厳しい目にさらされ、「守り」に入らざるを得ない側面もあるのです。

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