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茂木俊彦先生のご逝去を悼む/東京都立大学・首都大学東京前教授 乾彰夫

 茂木俊彦先生は障害者教育学・障害者教育研究運動のリーダーであられたとともに、東京都立大学最後の総長を務められました。先生は東京大学大学院教育学研究科で教育心理学を修められた後、同大学助手、広島大学助教授、立正大学助教授を経て、1981年に東京都立大学人文学部に着任され、以来、05年3月まで23年余りにわたって都立大学で教鞭を執られました。都立大学退職後も、全国障害者問題研究会、民主教育研究所などの民間の教育研究運動の場で引き続き活躍されるとともに、桜美林大学教授なども務められていました。
 いつも笑顔を絶やさない先生のもとにはたくさんの学生たちが集まり、「茂木さんとケーキを一緒に食べる会」なども催されていました。先生のもとからは、いま第一線で活躍する多くの研究者も巣立ちました。

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