| | 芝浦水再生センター再構築に伴う上部利用事業／環境モデル都市の中核担う拠点づくり 芝浦水再生センター（以下「センター」という）の位置する品川駅周辺は、羽田空港へのアクセスの良さや新幹線品川駅の開業により、大規模な開発が進んできた。駅西側には大型ホテルが集積し、東側には東京湾や高浜運河などの水辺空間を生かした業務ビルや高層マンションなどが数多く建設されてきた。その後、羽田空港の国際化、リニア新幹線始発駅やＪＲ新駅設置の決定により、広域交通整備の結節点としての役割が大きく期待され、さらに大規模な開発が進められようとしている。
一方で、都市機能が集積するため、建物等からの大量排熱によってヒートアイランド現象が顕著になり、昼夜を問わず都市空間が高温化してきているほか、涼やかでゆとりのある生活空間の創出が求められるようになった。
このような状況を受け、東京都は、２００７年１１月に「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン」を策定し、センターを含む周辺地区を、環境モデル都市の形成の中核を担う拠点として優先整備地区に位置付け、環境に配慮し、かつ魅力と活力にあふれたまちづくりを誘導してきた。
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