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京浜港の埠頭会社統合/実質「国有化」に危機感/猪瀬知事単純合併に懸念/スキーム見直しの可能性も

 東京港を横浜港と川崎港と一体とみなした「京浜港」は10年に国の国際コンテナ戦略港湾に選定され、施設整備や民間企業による港湾運営などを通じた国際競争力の強化が図られている。国の計画では将来的に3港の地元自治体が担ってきた港湾運営を統合した「港湾運営会社」の設立を求めているが、統合への慎重論が強まっており、12日の都議会予算特別委員会で猪瀬知事が「都を始め各自治体が責任を持ち、経営に関わっていける体制確保のため、中央官僚機構と対峙していく」と明言するなど、スキームが大きく変わる可能性が出てきた。 
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