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17文字が生み出す感動―都庁俳句会と共に/現代俳句協会会員 山口昭義

 都区在職中からいろいろな趣味に親しんできたが、中でもその筆頭は俳句である。
 小学校卒業時に、学習研究社の雑誌『六年の学習』卒業お祝い号に載った加藤楸邨先生のお祝いの句、「桃の上しずかに雲がふくれゆく」(と記憶しているが……)に感動したことが、いわば俳句の道へのきっかけになったように思う。
 また、高校の国語の授業での教師の言葉、「俳句はわずか17文字の中に宇宙をうたい込むことができる」が、今も頭に強く残っている。 
 俳句への興味はその後も様々な場面で展開された。学生時代、憲法を学ぶ中で、日本国憲法及び大日本帝国憲法の条文の中に、無季俳句があることを知り、更に大日本帝国憲法には短歌もあることを知った。また、日本国憲法には、前書きのある俳句があることも分かり、大変面白かった。
 入都後、1970年に「都庁俳句会」に入会した。その後、墨田区へ異動になったが、退職後も引き続き、「都庁俳句会」と墨田区役所の職場句会である「四季風流の会」(指導=「狩」の杉良介先生)に籍を置いている。他に、墨田区や練馬区の俳句連盟にもお世話になっている。私は結社には属していないので、この二つの会が活動の中心である。
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