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シルバー人材センター/会員増で「就業開拓」も課題/江戸川区「お助け隊」を呼び水に

17日は敬老の日。「リタイヤ後は隠居」も今は昔となり、生涯現役世代が増えている。そんな高齢者の活力を地域社会に生かしているのが「シルバー人材センター」だ。高齢者の生きがいの一端を担いながら、地域活性化にもつなげる取り組みだが、高齢社会を迎え、不足する受け皿の職場開拓も課題となっている。

 「助かりました。これでやっと落ち着きます」。江戸川区のシルバー人材センターに作業を依頼した区内在住の鈴木義信さん(74)は、ほっとした表情を見せた。
 鈴木さんはともに70代の夫婦世帯。台所の照明を取り換える際、本体のカバーを付けられず苦慮していた。以前、ふすまの張り替えを依頼した経験があり、「電気店を呼ぶほどではないので」とシルバー人材センターに電話したところ、紹介されたのが「シルバーお助け隊」だった。
 シルバー人材センターでは通常、庭木の剪定や大工仕事、掃除、駐車(輪)場の管理など、作業ごとに時間単位で仕事を請け負う。しかし「お助け隊」は、こうしたメニューにない1時間以内でできる簡易な仕事を300円(1人)の一律料金で請け負う仕組みだ。仕事を行った会員には区が500円を助成し、計800円が支払われる。
 鈴木さん宅の照明カバー取り付けは15分で無事完了。鈴木さんは「ちょっと困ったことがあった時、気を使わずにお願いできて助かる」と満足そうに話した。
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