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晴海橋ものがたり(下)/都道路整備保全公社・紅林章央さんに聞く/「神様」の意欲作だった晴海橋/技術は新幹線などに応用

 「晴海橋鉄道橋」が19日、遊歩道として生まれ変わる。撤去や転用が検討されながらも現在まで残された背景には、この橋が持つ歴史的・技術的な価値があった。都建設局OBで橋に詳しい東京都道路整備保全公社の紅林章央・多摩橋梁担当課長にその背景や保存の意義について聞いた。

 ─晴海橋にはどんな特徴がありますか。
 港湾局専用線が延伸された1957年に竣工した橋で、設計者は国鉄(当時)の技術者・田島二郎氏。中央部には「ローゼ橋」と呼ばれるアーチ形式を採用していて、この形式は道路橋では前例があったが、鉄道橋では国内初だった。また、両端のコンクリート橋も橋げたが3連続する構造になっていて、これも鉄道橋で初の試み。全長200メートルに満たない橋ながら、当時の最新技術が集約された意欲作だったと言えるだろう。
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