都政新報

今週の都政新報

世界陸上まで４カ月（中）／悲願の有観客ファン拡大が鍵／盛り上がりの「山」継続的に／フルスタジアム／チケット完売へスパート／大会彩るブランド戦略

　「一度身を引いたつもりだったが、これが最後のチャンス。生で、競技場で、あの興奮を東京で味わってみたい」
　２月、都庁の応接室。小池知事と面会した織田裕二さんが熱量を持って語った。織田さんと言えば世界陸上で１９９７年のアテネ大会から２０２２年オレゴン大会まで１３大会連続でキャスターを務め、今回の東京大会では大会スペシャルアンバサダーを務める。「東京での大会が無事に有観客で行われて、皆が盛り上がれる瞬間を味わいたい」
　ヒト・モノ・カネを投じた五輪が無観客で終わり、世界陸上でのフルスタジアムは、命題とも言える。

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