東京地裁/「生みの親」調査命じる判決/旧墨田産院新生児取り違えで 旧都立墨田産院で1958年、他の新生児と取り違えられ、血のつながらない両親に育てられた男性が「生みの親」の調査を求めた訴訟で、東京地裁は21日、産院を運営していた都に対し、出自に関する調査を命じた。 訴えを起こしていたのは足立区の江蔵智さん(67)。40代の時にDNA鑑定を行ったところ、両親との間に血縁関係がないことが判明。2021年11月、都に調査を求めて提訴していた。都側は「(調査は)第三者の人生に影響を与える恐れがある」として争っていた。
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