能登被災地ボランティア私記 東京都建設局 久城圭(1)/「空白」の1年、進まぬ復旧
2024年の年の瀬も迫った12月8日、元日に発生した能登半島地震、そして9月に奥能登豪雨が追い打ちをかけた輪島市を訪れ、9日から12日まで災害ボランティア活動を行ってきた。 同年3月に避難所運営支援の業務で10日間にわたって同市を訪れた際、金沢市と能登半島を結ぶ自動車専用道「のと里山海道」は不通区間が多く、通行できる下道に車両が集中して渋滞が常態化し、金沢市内から輪島市まで5時間ほどかかっていた。現在、この道は応急復旧にとどまって蛇行している区間はあるものの、全線開通したことで、自宅がある神奈川県から輪島市までの600キロ超の車の旅を8時間ほどで終えた。
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