都政新報

今週の都政新報

有事の兵法～検証・小池都政（１）／大改革の要諦／広報・スピードにこだわり／「国に先行」常に意識も／政策、組織が「後付け」

「寒冷地仕様になっていないから、寒くて……」。能登半島に派遣された職員の一人が、苦笑しながらこう漏らした。現地で着用していたのは「東京都」と記されたおなじみの防災服。凍てつく屋外での作業に寒さがこたえたが、「それでも、都の活動をＰＲしないといけないので」。
　元日に発生した能登半島地震。都からは上下水道の復旧を始め、避難所の運営など、職員が連日応援に入っている。都営住宅での受け入れも早々に打ち出すなど、存在感は大きくなってきた。

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