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最前線~on the Front Line/退職した元都庁職員に聞く/なぜ若手は辞めるのか?

 「若手職員がどんどん辞めていく」─。最近、都庁や区市町村の役所からこんな声が聞こえ、危機感や動揺を募らせる幹部職員も多い。総務省の「地方公務員の退職状況等調査」によると、2021年度の普通退職者のうち30歳未満は全体の39・9%を占めており、8年前の13年度比で5・9ポイント上昇している。なぜ若手職員は離職していくのか。新卒で都庁に入庁し、最近退職して民間企業への転職を決めた20代の松本タロウさん(仮名)に話を聞いた。

 松本さんが転職を考え始めたのは去年の夏ごろ。当時はコロナ禍で事業がストップし、「開店休業状態」の部署に所属しており、「貴重な20代の時間を漫然と過ごしたくない」との気持ちと「もっと稼ぎたい」という気持ちが募ったという。商社やコンサルなどで活躍して稼ぐ友人も多く、SNSでは日々、様々なリアルな声が聞こえてくる。価値観が確立していない20代はスマホから流れる情報に影響を受け、転職を考えることも多い。
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