溶ける支持層とネットの熱狂/2025年都議選で見えたもの/元北区議会議長 戸枝大幸

 都議選期間中の朝は、湿気が標記旗を重くする。駅前のタイルに立つ足裏から、じんわりと熱が上がってくる。元区議会議長、都議補選次点─肩書はある。だが、そうした肩書が票を連れて歩いた時代は、もう過去だと筆者は思い知る。握手の圧はやわらぎ、目線はひんやりと冷静だ。選挙経験が長い筆者でも、今回の「空気の重さ」と「有権者の距離」は初めての感覚だった。


◆都政新報・電子版にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。