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派遣教員レポート(下)/復興への強い意志を感じ/安心でき、頼れる存在へ

 私が宮城県志津川高校に派遣されてから、早3カ月余りになる。その間にも、5月9日から7月末までは隣接する登米市の高校(登米高校・上沼高校)の校舎を間借りしての学校生活、そして南三陸町のライフライン復旧を受けて8月上旬には志津川高校への引っ越し作業、8月19日からの授業再開と、環境のめまぐるしい変化を経験した。しかし志津川高校の生徒や教職員の方々にとっては、東日本大震災からずっと困難な生活が続いているのだと思うと、頭の下がる思いがする。

 都立高校に勤務する私にとっても、今回の大震災は、まさに我が身に起きた出来事である。元々岩手県で生まれ育ち、宮城県で大学・社会人生活を過ごしている。連日報道される故郷の危機に際して、東京にいることに半ば罪悪感のようなものを抱いていた。そのような時に、教員派遣募集を知り、原籍校の理解をいただいて迷わず応募した。志津川高校には、私の他にもこれまで5人の教員が東京から派遣されているが、皆、被災地のために何かをしたいという思いで職務にあたっている。

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