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汚染に立ち向かう 23区の放射能対策(上)/放射線測定 /「きめ細かさ」か「精度」か

3月11日に発生した福島第一原発の爆発事故は、200キロ以上離れた都内にも放射性物質の拡散という大きな被害をもたらした。事故以降、各区は放射線の空間線量や土壌等の測定など対応を迫られている。目に見えない放射能の影響は区民からの関心も高く、行政には適切なかじ取りが求められている。事故から半年近くたった今、この間の各区の取り組みを3回にわたって検証する。

◆区民の声に押されて
 原発事故に伴い、区の現場が真っ先に迫られたのが放射線量等の測定だ。23区の状況を見ると、荒川区を除く22区が空間や土壌など、何らかの測定を実施している。保護者らの関心が高い区立小中、幼稚園、保育園や区立公園などが中心だが、その実施状況は区によって異なる。
 22区のうち、全ての区立保育園・幼稚園、小中学校で行ったのは18区。実施区からは、「全てでやらなければ、保護者の不安を払拭できない」(新宿区)、「施設によって状況も違う。抽出すること自体も難しい」(港区)といった声が聞かれたが、実態として区民の声に押された面が強い。

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