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放射性セシウム汚染/収束見えぬ流通追跡調査/肉牛の対象、2100頭超に/秋の「米騒動」に警戒感も

 収束の時期が見えない福島第一原発事故の放射線汚染。都福祉保健局の調査によると、暫定規制値を超える放射性セシウムを検出した牛肉が、少なくとも都内29区市で販売されたことが判明。汚染された稲わらを飼料として与えた肉牛の出荷が「後追い」で発覚する中、「どこまで流通が拡大しているのか、見当も付かない」(担当者)のが実情だ。一方、今後の課題になるのが、収穫期を迎えるコメ。産業労働局では収穫期に都内産のコメの検査を行う方針だが、被災地の検査体制を不安視し、秋の「コメ騒動」を警戒する声もある。

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