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17年度特別区決算/歳入・歳出膨張続く/経常収支比率/3年連続70%台維持/基金活用の準備を

   都総務局は6日、2017年度の特別区普通会計決算を公表した。決算規模は、歳入が前年度比2・1%増の3兆8046億円、歳出が同1・5%増の3兆6580億円でいずれも過去最大を更新した。歳入・歳出ともに7年連続の増で、過去最大規模となるのは5年連続。決算収支では、1978年度以降、40年連続で全団体黒字を達成。実質収支の黒字は20・3%増の1354億円に上る。経常収支比率は待機児童対策など扶助費の増が影響し、0・5ポイント増の79・8%となったが、3年連続で70%台を維持し、区財政の底力を見せつけた形だ。

■歳 入
 歳入の内訳は、一般財源が前年度比1・1%増の2兆3324億円、特定財源が3・6%増の1兆4721億円となった。
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