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多摩市/予算編成ゲームを開催/市政参加促進の足がかりに

  多摩市は19日、市民の市政参加の促進を図り、予算編成体験シミュレーションゲーム「SIMたま2030」を開催した。予算編成を住民に体験してもらい、自治体の将来を考えるきっかけをつくる取り組みで、都内では同市が初めての開催となった。今後も継続的に実施し、阿部裕行市長の公約でもある財政白書の作成にも生かす考えだ。
 「SIM2030」は参加者が自治体の幹部職員の立場になり、与えられた予算内で事業を取捨選択しながら自治体の未来像を描く予算編成体験ゲーム。元々は熊本県庁の有志職員が、人口の半分を高齢者が占める「2030年問題」を真剣に考えるツールとして14年に開発。主に職員研修に活用していたが、限られた予算内で必要な事業を議論し、よりよい自治体運営を目指すというゲームのプロセスが注目されて全国的に広がっている。
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