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都立病院会計決算/病床利用率8年ぶり70%台/診療報酬など経営環境厳しく

  都病院経営本部は22日、都立病院経営委員会(委員長=大道久日本大学名誉教授)で2017年度の病院会計決算を報告した。自己収支比率は前年度比0・2ポイント減の74・5%。平均在院日数が短くなる中、新規の入院患者数が想定よりも伸びなかったことが要因で、病床利用率が79・3%と前年度比1・5ポイント減となった。同本部は「診療所・病院との紹介・逆紹介など、医療連携を進める必要がある」(財務課)としている。
 病床利用率が80%を切ったのは、都立病院の再編整備があった09年度以来。「都立病院改革推進プラン」(15年12月策定)では88%以上を目標に掲げていた。全体では新規の入院患者数が増加する一方、診療報酬改定の影響もあり、平均在院日数が短縮。病床利用率が低下している。
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