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今週の都政新報
 

スタートライン~児童相談所開設に向けて(2)/訴訟のリスク/全身に多数のあざ虐待か?

  保育園長からの電話を聞きながら取るメモをのぞき込み、区の子ども家庭支援センターの職員が手分けして、その家庭の相談歴や乳幼児健診の受診状況、兄弟の通学状況など情報収集を始めた。登園してきた4歳の男児が全身、あざだらけだという。園長は登園時に母親に理由を尋ねたが、母親ははっきりと答えずに、そそくさと仕事に行ってしまった。子供に尋ねても首をかしげるばかりだった。
 虐待通告を受けると、48時間以内に児童の安全を確認する。しかし外傷がある場合は、その日に家に帰しては危険なこともあるため、すぐに子供の外傷の程度を職員が直接目視し、本人から聞き取りをした上で、リスクを評価していかなければならない。
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