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都入札制度改革/豊洲工事、再入札も中止/1者入札禁止の影響大

  入札制度改革のひずみが浮き彫りになった。都は6日、豊洲新市場の安全対策に関する追加工事で1者以下入札だったため再募集した4件のうち1件について、希望者がゼロとなり、募集を取り下げた。都は同工事の完了時期を来年6月上旬と見込んでいたが、ずれ込むことが事実上、確定した。知事が本部長を務める都政改革本部で議論を進めてきた改革だけに、知事の説明責任が問われる事態に発展する可能性がある。

 「同じような工事。なぜ7街区だけ応募がなかったのか分からない」。都中央卸売市場は再入札が不調となったことに首をかしげた。7街区は水産卸売場棟で、青果棟(5街区)と水産仲卸売場棟(6街区)は、同じく地下ピット床のコンクリート敷設工事の再入札で応募があったからだ。
 今回、再入札を募集していたのは、9月5日の第2回臨時都議会で補正予算が成立した豊洲新市場の土壌汚染対策などの追加工事の一部。9月19日に計9件の工事を募集したが、4件は希望者が1者以下となり、10月2日に再募集を実施。このうち今回も1件で入札希望者が現れなかった。
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