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知事の国政進出/出ない?残る疑心暗鬼

衆院解散に伴う総選挙の公示が10日に迫っている。「知事を辞職し、衆院選に出馬する」との憶測が絶えなかった小池知事は、5日の都議会本会議でも辞任を表明しなかった。立候補に踏み切らない背景には、小池知事が立ち上げた新党「希望の党」への支持率が伸び悩んでいることがあると見られているが、都では今後、市場移転や五輪準備などの難題が山積し、ある幹部は「どう転んでもいばらの道」とため息をつく。一部にはまだ、「公示まで諦めないのではないか」という見方もある。

 「私たちはあくまでもチャレンジャーだ。安倍政治では出来得ないことを訴える」「お友達忖(そん)度(たく)政治がいいのか、しがらみを断って新しい政治がいいのか」。小池知事は4日、記者団にこう語った。
 「前から(出馬しないと)言っている」「100パーセント出ない。日本語で言っている」。この間、一貫して出馬の可能性を否定してきた小池知事。
 国政批判が最初にクローズアップされたのは、9月18日に都内で開催された五輪・ラグビーW杯のイベント終了後。衆院解散の観測が強まる中、国内外のメディアが知事発言の取材に駆け付けた。 
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