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新宿区/漱石山房記念館がオープン/終焉の地に書斎を再現

 新宿区は24日、明治の文豪・夏目漱石の終焉(しゅうえん)の地となった早稲田南町に区立漱石山房記念館を開館した。漱石に関する本格的な記念館は全国初となる。今年が漱石生誕150年に当たることを踏まえ、区の歴史や文化の側面をPRし、区民に魅力を再発見してもらうとともに、観光面では区内全域の回遊につなげたい考えだ。23日には開館に先立って記念式典を開き、吉住健一区長は「建設がゴールではない。『土地の記憶』をしっかりと伝え、愛される記念館として育てたい」と語った。

 記念館は地上2階、地下1階建て。漱石が晩年の9年間を過ごし、「漱石山房」と呼ばれた邸宅の書斎などを館内に再現した。展示室では直筆の草稿や初版本などを公開し、読書しながら漱石の好物だったバターケーキなどを味わえるブックカフェなども設置した。
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