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多摩都市モノレール/乗客数1日平均14万人に/中期経営方針 ダイヤ改正に着手

 多摩都市モノレールが来年、開業20周年を迎える。同社は2016年度の決算で、乗客数が前期比2・4%増の1日平均約14万人となり、営業収益と共に過去最高を更新した。また、初めて「経営理念」を決定。中期経営方針では安全確保や利用者サービスの改善に向けた具体策とともに、固有職員の育成に力を入れる考えを打ち出した。
 16年度の営業収益は、2%増の86億1900万円。沿線に大型商業施設がオープンしたことで通勤定期が5・5%増と大幅に伸び、通学を含めた定期全体で2・9%増となった。運輸収入は1・9%増の83億7700万円で、過去最高。乗客数の増に伴い、店舗事業収入や自動販売機収入も増加し、運輸雑収は3・3%増の2億4100万円となった。営業利益は18・4%増の18億9800万円。
 また、新たに「経営理念」「長期経営方針」を決定。経営理念は(1)安全確保(2)乗客サービス向上(3)沿線地域との連携(4)経営基盤の強化─を4本柱とし、おおむね10年間に実現を目指す目標を経営方針として示した。
 
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