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市民の手で財政白書づくり/学習会から政策提言へ/たちかわ・財政を考える会会長 加藤良重

◆市民活動団体/として発足
 2012年度末から13年度にかけて、立川市における生涯学習の中心である「市民交流大学」の市民企画講座で、自治体財政の入門講座と連続講座(全10回)が実施された。硬いテーマで、しかも長丁場であったが、毎回25人前後の市民が熱心に聴講した。終了時に、講座企画の中心者が財政白書づくりを目指した学習会継続の提案したところ、20人が参加を表明し、翌14年4月に「たちかわ・財政を考える会」が発足した。
 この財政講座には、市の長期総合計画づくり参加メンバーが中心の市民活動団体で、各種計画づくりへの参加や、財政や条例の学習活動、議会傍聴、自治基本条例の制定などの活動に取り組んできた「たちかわ市民みらい会議」から8人のメンバーが参加。このメンバーと財政講座の参加メンバーがドッキングすることによって、新たな市民活動が始まった。
◆財政白書づくりと/財政学習会を柱に
 考える会は、主権者・納税者である市民の視点から市民の手による財政白書づくりと財政学習会の実施を2本柱として活動している。14年度には、財政白書づくりに向けて市財政課の出前講座(4回)と会員同士の学習会(15回)を行い、財政に関する基礎知識の共有を図った。15年度に入り、会員全員参加の編集会議を設けて、財政白書の全体構成、資料の収集・集計、執筆分担、写真撮影、インタビューなどを決めて具体的な作業に取りかかった。
 
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