都政新報
 
 >  HOME  >  都政新報 記事詳細
今週の都政新報
 

16年度特別区決算/経常収支比率悪化も70%台/歳入歳出 4年連続で過去最大

 都総務局は1日、2016年度の特別区普通会計決算を公表した。決算規模は、歳入が前年度比2・2%増の3兆7281億円、歳出が2・8%増の3兆6026億円となった。いずれも6年連続の増で、13年度から4年連続で過去最大規模を更新したが、法人住民税の一部国税化などによる一般財源の減少や公共施設の更新による支出増など不安要素もうかがわせる結果となった。一方、経常収支比率は荒川区を除く22区で悪化したが、1・5ポイント増の79・3%となり、2年連続で70%台を維持した。

■歳 入
 歳入は、一般財源が0・9%減の2兆3073億円で、特定財源が7・8%増の1兆4208億円。
 一般財源は6年ぶりの減となった。特別区民税が人口増による納税義務者数の増加や雇用環境の改善などで3・7%増となる一方、特別区財政調整交付金が法人住民税の一部国税化で0・9%減、株式等譲渡所得割交付金や利子割交付金、配当割交付金などの各種交付金が、株式・金融市場が一時低迷した影響を受けて14・9%減となった。
 特定財源は2年ぶりの増。国庫支出金が年金生活者等支援臨時福祉給付金などで7・4%増、都支出金が待機児童解消に向けた緊急対策などで8・9%増、繰入金が学校建て替えを始めとする公共施設の更新経費の増などで58・6%となり、歳入全体を押し上げた。
都政新報・電子版(
http://www.tosei-d.com/にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。

会社概要  会社沿革  事業内容  案内図  広告案内  個人情報保護方針