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世田谷区/区有施設に宅配ロッカー/再配達問題受け23区初/多面的な効果に期待

 ネット通販の普及による宅配便の利用増で、再配達の増加やドライバー不足の深刻化などが社会問題化する中、世田谷区は区役所本庁舎など区立施設3カ所に宅配便の受け取りができる宅配ロッカーを月内にも設置する。都内では東村山市に続き2例目で、23区では初の試みとなる。区政策経営部によると、同区は都内でも再配達件数が多い地域で、公共施設の一部敷地を宅配ロッカーの設置に活用することにより、住民の利便性向上や事業者の負担軽減に加え、税外収入の確保にもつなげたい考えだ。
 区によると、設置する宅配ロッカーはヤマト運輸などが出資して設立した「パックシティジャパン(株)」が管理する「PUDO(プドー)ステーション」で、同時に最大27件分の宅配物を保管できる。保管期間は最長3日間で、ヤマト運輸や佐川急便、西濃運輸など複数の運送業者の宅配物の受け取りができる。 
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