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地殻変動~改選後 都政はどう変わるか(上)/議会の透明化

「これまでの政党復活予算は終了する」
 小池知事は昨年12月の所信表明で、「聖域」とも言われた200億円の政党復活予算の廃止を宣言した。都の予算編成過程を見える化する取り組みの一環だが、改選後にスタートする議会改革の先駆けだったとも言える。
 これまで議会改革に関して、知事はあくまで「促す」立場だったが、都民ファーストの会が第1党に躍進したことで、議会構成は一変し、議会改革を進める環境が整った。都民ファーストが都議選の公約に掲げた各委員会のインターネット中継や委員会理事会の公開を始めとした議会の透明化は、「一丁目一番地」の取り組みであり、改選後に最初に着手すると見られている。
 都議会は、国会と区市町村議会に挟まれていることから「中2階」と言われ、都民からは「何をしているか分からない」と批判されることが多い。委員会のネット中継は情報発信に役立つとともに、全国どこからでも閲覧できるため、議員が緊張感を持って臨むことになる。 
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