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江東区/公園縮小で住民反発/区民「道路拡幅在りきでは」

 都内最大規模の親水公園・仙台堀川公園の面積を縮小させる江東区の整備計画案に対し、一部住民が反発している。隣接道路の拡幅を盛り込んだことが要因で、区は無電柱化とともに、緊急車両がすれ違える幅員を確保したい考えだが、住民らは多様な生物が生息する環境が損なわれるとして、再検討を求めている。また、計画の進め方自体を問題視する声もあり、土壌汚染対策も重なって、工期の遅れを余儀なくされている。
 同公園は全長3・7キロ、面積10・4ヘクタールで、1980年に開園した都内有数の規模を誇る親水公園だ。園内には水路があり、緑豊かな環境を求めて区の東端を流れる荒川に生息する鳥も飛来。絶滅危惧種の指定を受けるタカ科のツミも営巣しているという。
 ただ、開園から40年近くが経過しており、園路や遊具などの施設の老朽化が目立ち、区は改修に乗り出した。公園内には、自転車専用路がなく、歩行者と接触の恐れがあるとともに、公園の両側に接する区道の幅員が狭い課題も重なり、区は13年度に北側約1・1キロに限り、道路と公園、河川の一体整備による改修の調査・設計に着手した。
 
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