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豊島区/「選択的介護」で有識者会議/特区活用へ都区共同運営

 豊島区は2日、介護保険サービスと保険外サービスを組み合わせて利用できる「選択的介護」に関する有識者会議(座長=八代尚宏昭和女子大学グローバルビジネス学部特命教授)の初会合を開いた。区は有識者会議での議論を踏まえ、都と連携して国家戦略特区制度を活用したモデル事業を来年度から2020年度までの第7期介護保険事業計画期間中に実施する考え。高野之夫区長は「選択的介護は賛否両論で、道のりは決して平坦(へいたん)ではないが、果敢にチャレンジしたい」と意欲を示した。
 選択的介護は、保険サービスと保険外サービスを併用するいわゆる「混合介護」のうち、同時・一体的提供と、保険サービスに付加価値を付けた上乗せ料金の設定に焦点を当てたサービスとして、小池知事が2月に開かれた国家戦略特区の合同区域会議で提案した。これらのサービスは制度上、実施できないため、特区による規制緩和で利用者や家族のニーズに対応するとともに、事業者の経営改善や運営効率の向上を図るのが狙い。
 
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