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市場のカタチ~「市民の台所」の在り方を探る(中)/新興勢力

 午前11時の開店前から、池袋駅ビル内のレストランフロアにある店の前には長蛇の列ができていた。回転ずし「回し寿司 活(かつ)」は都内やハワイなど9カ所で展開している人気店で、1日平均千人が来店する。客たちの目当ての一つが、その日の朝に水揚げされたばかりの「朝獲れ」の魚をさばいた新鮮なネタだ。
 「普通のタイよりも食感がコリコリしていて、うまかった。漁港近くのすし屋で食べている感覚だった」。店を訪れたことがあるという都幹部は、そう絶賛した。「朝獲れ」のタイは、食にうるさい妻も舌鼓を打ったと満足げだ。
 同店の「朝獲れ」の魚は、羽田空港の貨物ターミナルの一角にある羽田市場から仕入れている。ベンチャー企業のCSN地方創生ネットワークが運営し、北は北海道、南は九州の漁港からその日の朝に水揚げされたタイやカレイなどを空輸し、羽田市場で仕分けし、小売店や飲食店に配達される仕組みだ。漁師の出荷から配達までは最短6時間で、鮮魚流通の革命ともてはやされている。
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